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〈私がたたかう理由〉水戸将史氏・松あきら氏

2007年06月20日

◆国の10年後を憂えて 民主・水戸将史氏(44)

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北海道羽幌町生まれ。慶大卒。電気機器製造会社勤務、衆院議員秘書を経て、95年に神奈川県議に初当選。今年4月まで3期務めた。03年から05年まで党県幹事長

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川崎市幸区出身。宝塚音楽学校卒。宝塚歌劇団花組トップスターを経て女優に。95年参院選で初当選、現在2期目。小泉内閣で経済産業政務官、経済産業副大臣を務めた

 宙に浮いた年金記録問題や緑資源機構の談合事件……。今回の参院選は「カネにまつわるもろもろの問題」が最も問われるべきテーマだ。

 公的なカネを公正に扱うという、当然のことがないがしろにされてきた結果が年金記録問題だ。国は公的なカネをどう管理してきたのか、その能力が根本から問われている。

 緑資源機構のような腐敗は、自民党が長く政権担当をしてきた弊害として横行している。

 街頭に立って多くの声を聞くと、政治への不信感でいっぱいだ。負担増への怒りも強い。

 6月から定率減税が全廃され、住民税が上がったことについても与党は「増税」とは言わない。十分に説明責任を果たさないまま負担増を強いるのはフェアではない。

 社会保障、教育、環境問題も、国が責任をもって本腰を入れなければ、この国の10年後の姿はいったいどうなるのか。そんな危機感から国政に挑むことを決めた。

◆年金対策で責任示す 公明・松あきら氏(59)

 自民党と公明党が連立政権を組んで8年。連立政権の信が問われる選挙だ。

 2年前の衆院選では、問われたのは「郵政民営化」1本だったが、今回はその熱波が去り、「社会保険庁」という違う熱波が来ている。

 選挙のタイミングとしては最悪だが、年金の問題は、制度が悪いのではなく、管理・運営してきた社会保険庁の人たちのやり方が間違っていた。問題が見つかったのだから、与党として一刻も早い対策を取り、安心してもらわなければならない。その責任がある。

 公明党が政権に入った当初は「うさんくさい公明党」と言う人もいたが、いまは本当に変わってきた。自民党支援の人からも「公明党さんがいなくなったら困る」と激励の声がかかる。公明党が政権にいることで右にも左にもぶれ過ぎず、大企業寄りにもならず、中道でいられる。

 庶民の目線を常に持って戦いながらやっているとの期待を感じる。

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