コフキゾウムシ

粉吹象虫 (ゾウムシ科)


クズの葉上で静止する♀ 交尾
2003/5/10 千葉市緑区 2003/5/10 千葉市緑区
コフキゾウムシ (ゾウムシ科 チビコフキゾウムシ亜科)
Eugnatus distinctus  Roelofs, 1873
分布 国内: 本州、四国、九州。平地~山地まで汎く分布する。島嶼では佐渡、伊豆諸島、対馬、沖永良部、沖縄本島、宮古、石垣、西表で記録されている。
県内: 市街地を含め、汎く全域に棲息する。
国外: 朝鮮半島、中国大陸、台湾に分布する。
変異 形態: 地理的変異・個体変異共に知られていない。
季節:
性差: ほぼ同型。♀は♂より大型だが、外見での区別は困難。
生態 環境: 草上性。草原、各種樹林の林縁、公園など、比較的開けた環境を好む。幼虫は地中性、蛹化も土中で行われる。
発生: 年1回。5月~8月に見られる。
越冬: 詳細不明。
行動: 昼行性。活動はやや不活発。成虫はやや群生する傾向がある。危険を感じると擬死して地上に落下し、行方をくらます。姿が見えなくても食草の独特の食痕から棲息していることがわかる。
食 性 食植性/(成虫)・(幼虫)。マメ科クズハギ類フジ類など。
類似種:
保 護: 指定されていない。
その他: 普通種で個体数も多い。美麗種だが、発生後期には鱗片が取れて黒褐色の地色が見えている個体が多くなるので、別種のように見える。
天敵 捕獲: ムシヒキアブ類などのほか、徘徊性クモ類、造網性クモ類など。
寄生:


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