八坂神社氏子のこの時期、大祓い | コバやんの祇園祭レポート&雑記帳

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京都・祇園祭の山鉾町で生まれ育ったおっさんのブログです。

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八坂神社では6月30日と12月31日に「大祓い」が行われます。

氏子の町内各戸に清紙で作られた〝人形(ひとがた)〟が配られ、

家族一人ひとりがそれぞれ1体の人形に名前と年齢を書き、息を3回吹きかけ、

身体の悪い部分を撫でます。それを家族分を一つの紙袋に入れ、

紙袋には住所、代表者の名前と志納金の額を書いて、町内ひとまとめにして八坂神社に納めます。

これで半年の無病息災、厄払いができました。

郭巨山の打ち合わせ会が6月初旬ごろに済んだコバやんのこの時期の役目は

 山舁きボランティアの打ち合わせ会に向けての注意事項のペーパーの用意

 道路通行許可証の町内一括申請の回覧作成
   山鉾が建ち始めると巡行まで山鉾町界隈では車両通行止めの規制が敷かれます。
   そこで在住者用の通行許可証が発行されるのですが、町内一括で申請すると
   後日まとめて自動車通行許可証が所轄署から発行され、町内で申請者に配るのです。

 山鉾連合会からの頒布品(絵はがき、テレカ、一筆箋、パンフ、名画集など)の町内斡旋回覧の作成
   別に、郭巨山町の頒布品(ちまき、扇子、手拭い、グッズなど)の回覧も後日作成します。

 裃(かみしも)など衣裳の新調希望の業者への発注
   裃や黒紋付を新調される方のものを発注します。

 道路占用許可を所轄署(五条署)へ申請
   山鉾の建つ場所は山鉾連合会が一括して申請されますが
   町内独自でテント(ちまき授与など)を張る場所は各町内で申請します。

 手拭いなどの新調は5月までにしてしまいますが、今年は竹製の郭巨山「金運開運ストラップ」を
 新調します。先週までに図柄を決定し発注しましたが、昨日、展示用の台のデザインを
 作りました。この新調ストラップについては後日、郭巨山HP、本ブログでも紹介いたします。

などなど(これ以外にも細かいものはありますが)会長、神事係さんと相談しながらやっています。

そして、今日(16日)は第3土曜、ということで函谷鉾のお囃子の練習会の日でした。

函谷鉾嘉多丸会(囃子方の会)では6月の練習会と7月8日の二階囃子最後の日の練習では
巡行の流れに沿って、40数曲、全曲をぶっ通しでお囃子します。

当日は小休止などもあり4時間ほどの巡行ですが、今日は1時間45分、休み無しでやりました。

鉾が町内を出発してお旅所までの悠長で荘厳な「渡り囃子」を3曲、地囃子と交互に囃し、

そして四条河原町の最初の辻回しでの「小松」「神楽」「唐子」「白山」「地囃子」「松」「流し」と

ここまでで45分ぐらいかかります。

辻回しを終えて、軽快な戻り囃子に入ると河原町御池の「亀、四季」御池新町の「翁、霞」

四条新町の「千鳥」と主要な曲の間に他の曲を挟み、

「千鳥」から「流し」に入ると、お約束のアドリブも交えて、ようやく鉾が函谷鉾町へ帰ります。

最後の「納め囃子」まで〆て1時間45分、(この間の流れについては「祇園祭あらかると」に詳細)

コバやんは最初から「松」までの45分を今日はさせてもらいました。

6月の練習会が済むと次は7月1日の吉符入りでの「囃子始め」です。

あと、2週間。いよいよ迫ってきました。