暑い
松岡です。
最近我が家では私が作ったどくだみチンキが大活躍してくれています
6月に作るのが恒例行事になりそうです。
今は別のハーブをチンキにしてます。薬草で生活するのも楽しいです
そろそろ読んだ本も溜まりつつあるので
ご紹介
今回も東野圭吾作品です。
「虚ろな十字架」
あらすじ(Amazonから引用)
中原道正・小夜子夫妻は一人娘を殺害した犯人に死刑判決が出た後、離婚した。
数年後、今度は小夜子が刺殺されるが、すぐに犯人・町村が出頭する。
中原は、死刑を望む小夜子の両親の相談に乗るうち、彼女が犯罪被害者遺族の立場から死刑廃止反対を訴えていたと知る。
一方、町村の娘婿である仁科史也は、離婚して町村たちと縁を切るよう母親から迫られていた―。
今回も、すごく内容の煮詰まったお話です
今回のブックカバーはこちら!
こちら、妊娠祝いに頂いたブックカバーなんです!
素敵なデザイン。
しおりの部分が、きちんと和風に金平糖仕様なのがお気に入り
(ブログで妊娠の報告を今サラッとしてますが、9月出産予定です今のうちに読書楽しむぞお腹の中身は男の子逆子状態なので毎日体操中です…)
素敵なブックカバーで元気を貰いながら頑張り中。
大切にします……!
そういえば、最近また少しだけブックカバー買ったんです!それも、紹介できるように沢山本読みます。
この連休中に4冊は紹介できると思いますので、ブックカバー含め、お楽しみに!
(連休中に合計4冊、紹介する予定です。まだ読んでないけど。)
(なのでこちら、連休第1弾)
さて、感想です
24時間以内に読んでしまった……面白かったんやもん。
タイトルの帯にもありますが、このお話は死刑を中心にして構成されてる小説です。
それと同時に、(ネタバレになりますが)血の繋がりとは何たるかを描いています。
ただのミステリーじゃなく、毎回東野圭吾作品では、死から生まれる問題、生きるための問題が描かれてるように思えます。
今回は、命を殺したものが背負う十字架のお話でした。
何年刑務所にいれば真っ当な人間になれるのかなんて決まりはないのに、裁判ではとりあえず期間だけ決まるけど、だからと言って死刑にしたところで全てが報われるのか?そんなこともない。
償える罪じゃない。
その中で、自分の命をどう使い生きていくのか、そういうテーマを強く強く書き込んだ作品でした。
ミステリーなので、真相は用意されており、考えながら読むことも可能でしたが
この作品も、私は推理の参加者ではなく
傍観者として読み耽りました。
新参者シリーズと同じくらいの波があり、読み応え抜群です。
お腹に子供がいるから尚更、読む手が止まりませんでした。
どの視点から読むのか、それを変えるだけでまた違う読み応えがありそうです。
数冊別の本を読んだら、また読み返そうと思います。
本当にオススメなので1度手にとって読んでみてください。
さて!ブログはここまで。
余談コーナー
最近、夫(中国人)が、東野圭吾作品の「手紙」をよく読んでいます。
私が以前、プレゼントしたのですが
日本語の読解も兼ねて、ずっと読んでます。私も1冊持ってるので一緒に(と言っても今は彼が中国にいるので)リモートで読んで、日本独自の単語を解説したり一緒に物語を楽しんだりしています。
そんなリモート読書タイムを過ごしていたある日、彼が読書を次のように例えていました。
「ごはんに似てる」
「ネットで流行ってるような、流行りだけを詰め込んだものは、ジャンクフード。お腹はいっぱいになるけど栄養がない」
「こういう一般的な作品は、チェーン店のレストラン(栄養有りお腹にたまる)」
「文豪の小説とか、昔のやつは高級和食……食べにくいけど美味しくて栄養もある」
「昔話はー……栄養食品?知恵がつく」
そう話していて
ものすごく納得しました。
そういう考え方があるのね。と。
私は「文学少女」(野村美月)にハマって文庫本を読むようになったので
例えるなら、どんな食事かではなく
メニューに例えてしまうんです。
でもそもそも、その物語が、料理ならどんな立場の食事になるのか…
お互い面白い視野を持ってるのかも?と思い、楽しい会話ができました。
彼も読書が大好きで、お互い東野圭吾ファン。
ミステリーのトリックを暴くこと、その作品が伝えることをお互い考え合い、よく話をしています。
あと妊娠生活も予定通りなら2ヶ月未満!!!!
彼がおすすめしてくれた、「マスカレードナイト」「マスカレードイブ」これらも読もうと思います。この連休中に。
「マスカレードホテル」は、彼とNetflixで観てしまったので……。
他にも、この安静期間に読むために何冊か買っておいたので
ちゃんと安静保ちつつ、時間を有意義に過ごします
ゆっくり読書して、ゆったり過ごします
暑いですが、コロナもあり、外に出る予定はぐんと減ってる夏。
読書でほかの物語に旅行するのも、楽しいですよ(≧ω≦)
それでは、松岡でした!