書紹しましょ。
今回はこちら。
悪いコのススメ 2
著) 鳴海 雪華 先生
イラスト)あるみっく 先生
今回はなかなかに際どい表紙ですね。
帯の文言も、ねらってるとしか思えませんね。
ちなみに帯を取るとこうなります。
キャラクターの風貌も相まって、犯罪の香りがしますね。
しかし、今作においてこの表紙が伊達じゃないくらいにヒロインの胡桃(くるみ)が一気に魅力的になっていきます。
ライトノベルはキャラクター小説。
1巻ではストーリーとのバランスのためか、キャラクターの濃さを敢えて抑えているように思えました。
ですが、2巻ではキャラクターを前面に出してきます。
それでいてもちろんストーリーの完成度も下げる事はありません。
むしろ上がっています。
さらに、新キャラが出てきて主人公の蓮(れん)と胡桃にピンチが訪れます。
でもそれは本当にピンチなのか。
それとも好機なのか。
読んでいてハラハラもしますし、展開の組み立て方にも技を感じますね。
今回も同様に学校へテロ活動を行っていくわけですけど、日常パートもあり、私自身「こんな学校生活だったら毎日が楽しいだろうな」とつい思ってしまいました。
もちろん学校側の悪習は除いてですが。
今作におけるテロや、学校の悪習については前ブログ「書紹第20弾」をお読み頂ければと。
それにしても面白かったです。
青春要素も感じられ、それでいて冒険心や復讐心まで駆られる物語で私は好きですね。
3巻の発売はまだ決定していないようですが、是非とも発売して欲しいです。
でなきゃ2巻のあの終わり方は寂しいですよ。
青春を感じる一作なんですよ。
今回はここまでです。
今後も様々な作品をご紹介していきますので、気になった方はいいねやフォローをお願いします。
ではまた。