訪問日:2022-08-21,22

 

手打ち蕎麦「萬陣」(厚木)

 

こちらの施設は「ゆとりろ」「風雅」「天翠」などのブランドで36施設を全国展開するリロホテルズ&リゾーツが、昭和20年創業の老舗料理宿「味楽亭 三枡屋」をリニューアル、2021年6月リブランドオープンしたものです。
「味楽亭 三枡屋」のレポ

 

 

ロケーションは湯河温泉街原中ほどの山側に位置する、純和風の本館と鉄筋の別館・新館からなる全17室の小さな宿です。
宿の前身は岩崎(三菱)別邸後に建てられた、クーデンホーフ光子の別荘であったという歴史ある建物です。
リニューアルに当たっては各部屋とロビーの改装はもちろん、レストランと貸切露天風呂を新設するなど旧施設の古き良き面影を残しながらモダン化が図られました。

 

湯河原温泉「ゆがわら風雅」

 

入口

 

フロントへ

 

ロビー

 

ロビー

 

茶菓

 

部屋は露天風呂付きからベッドルーム仕様、和室までバラエティーに富んだ選択肢を用意しています。
今回は昔ながらの和室を予約。12畳の主室・踏み込み・広縁に源泉内風呂のついたエントリールーム、一番旧施設の面影を残したお部屋です。
 

和室

 

部屋風呂

 

風呂は二ヶ所の大浴場と露天風呂、新設された貸切露天風呂(有料)があります。
大浴場はほぼ昔のままですが露天風呂は狭かった一か所が廃止され、もう一つが半分に仕切られて男女用を分ける形になっていました。


泉質はナトリウム-塩化物・硫酸塩泉、pH8.5、源泉かけ流し。
非常に良く暖まる湯で、以前は終夜入浴が可能でしたが、現在は深夜11時までと朝6時からの時間制になってしまったのは残念。

 

大浴場

 

露天風呂

 

部屋出しだった食事はレストランでいただく形式に。
朝夕で窓辺のカウンターとテーブル両方で食べられるよう配慮されています。

 

レストラン(テーブル席)

 

レストラン(カウンター席)

 

内容は和洋折衷の創作コース、なかなか斬新な内容でたまにはこうした旅館料理も面白いかもしれません。
今回は四段階のうち二番目の極”KIWAMI”夏メニューを選択しました。
普通のお品書きの他に、手描きの絵をあしらった料理の説明が用意されているのも楽しい演出です。

 

 

~食前酒~

日本酒を使ったカクテル

Amuser
~アミューズ~
ポルチーニ茸と黒トリュフのクロメスキ
柑橘の香

 

Entrée
~畑の皿~
神奈川県産キウイのファルファッレの冷製サラダ仕立て
夏野菜の冷製ラタトゥイユ
玉蜀黍と枝豆のフリット 
~海の皿~
釜揚げシラスと桜エビのブルスケッタ 湯河原レモン添え
アンディーヴに乗せたマグロとアボカドのサラダ 
鱧の湯引き 梅肉とフランボワーズのソース
~山の皿~
鶏モモのマーマレード煮 
和牛のタタキ
イタリア産生ハムとキバナスズシロを添えて
 

Potage
フランス産ペーシュドヴィーニュとフロマージュブランのスープ
 

 

Poisson
沼津港の朝獲れ鮮魚とアワビのポワレ
ベルガモットの白ワインソースとバジルの泡

 

メニュー外
地元のお豆腐屋さんの豆腐二種

ワインはキャンティー

 

Viande
鉄板で仕上げる和牛のステーキ
水晶プレートでお好みの焼き加減で
 

 

Rizotto
小倉とゆかりのサフランライス
サイフォンで仕上げる瞬間和出汁

 

Dessert
パフェ・エキゾチック

 

朝食も夕食同様和洋折衷の創作メニュー、鯵の開きと玉子焼きに納豆といった定番料理に慣れた目には斬新です。

 

 

惣菜いろいろ

 

焼きたてベーコンエッグ

 

トマト印籠蒸し

十五穀米

味噌汁(味噌チーズで味変)

ヨーグルト

 

以前を知っているとついつい比較してしまいますが、初めての宿泊であればレトロな施設に斬新な料理と今風な接待という一風変わった宿泊体験ができる施設といえます。

湯河原温泉「ゆがわら風雅」公式HP
温泉日記索引

 

立ち寄った湯河原幕山公園の涼しげな映像です。

 

 

昼食をとった厚木の名店、手打ち蕎麦「萬陣」の石引九割五蕎麦。