「ストレスは万病のもと」ともいいます。そのストレス、実はさまざまな不調が関係しているかもしれません。この連載では、健康ジャーナリストの結城未来さんが、どんな方法で不調を解消できるのかを専門家に取材します。常日ごろからストレスにさらされている人、原因不明の不調に悩まされている人、まずは読んで解決の糸口を探ってみてください。(イラスト:ヤギワタル)
シリーズ
結城未来「その不調、実はストレスが原因です!」
8回
ストレスで発症する驚きの疾病…中心性網膜症とは
ストレスから引き起こされる目の疾病である「中心性網膜症」。中心に映るものが見えづらくなるという症状で働き世代の患者が病院に駆け込んでくるケースが目立つ。そしてこの疾病の患者は必ずと言ってよいほど、「忙しい」「寝不足」「悩みがある」と訴える。
老眼も緑内障もストレスと関係 目の健康を保つには
失明原因1位の緑内障。眼圧が高くなることで視神経が圧迫されて損傷し、視野が少しずつ欠けていく。そして、眼圧は、ストレスを受けて交感神経が優位になると上がる。つまり、過度なストレスのある生活は「視神経を痛める生活」とも言える。
ストレスとドライアイ 花粉時期は要注意、改善の3つの習慣
目の不調はストレスサイン。ドライアイ患者は日本に2000万人、世界に10憶人以上いるとされる身近な目の病気だ。オフィスワーカーの約6割がドライアイだという試算もある。効果的な対策は「まばたき」。しかし、きちんとしたまばたきができている人は多くないという。
「尻出しスクワット」で腰痛と脂肪対策
「腰痛」は現代病の一つだ。年齢に関係なく悩んでいる声が少なくない。だが、どうやら予防や軽減策を間違えると、悪化を招くようだ。予防のポイントは2点。「姿勢に気を付けること」「運動をして筋肉をつけること」だ。それには、「スクワット」がとても効果的だという。
ストレスも原因になる内臓脂肪の塊・浮輪腹解消に「ヘソ押し」
浮輪のように、だぶついた腹部の主な原因は内臓脂肪の蓄積です。栄養摂取量が消費量を上回っていくと、不活発で動かしていない臓器の隙間を埋めるように個々の脂肪が肥大しがちです。でも、実はこの脂肪の増加は「ストレス」も原因の一つなのです。
寝酒による入眠は気絶と同じ ストレス・不眠・飲酒の悪循環
日常の精神的ストレスや不眠ストレスを解消するために「寝酒」をする人は注意。アルコールが新たな不眠ストレスを招き、飲む量も増えていく「負のスパイラル」の引き金になる。日本睡眠学会の前理事長で、総合的な心のケアを行う精神科医・東京足立病院の内山真院長にそのリスクと対策について聞いた。
「元気ですかー?」猪木の闘魂注入から見るストレス軽減のヒント
元気がなくなる原因の一つとして挙げられる「ストレス」。日常を脅かすストレスという名の敵との闘いにどう挑めばよいのか。日本生理人類学会の会長でもある九州大学安河内朗名誉教授に、ヒントを聞いた。
「ストレス」の正体を暴いて、笑い飛ばしてやりましょう
モヤモヤして正体がハッキリとしない負の感情は、さまざまなタイミングで現れていつまでも自分を苦しめる。ならば、つきまとってくるストレスに名前を付け、記憶の箱の中に閉じ込めてしまえばいい。
フォローすると、トップページやマイページで新たな記事の配信が確認できるほか、スマートフォン向けアプリでも記事更新の通知を受け取ることができます。