1. トップ
  2. 猫図鑑
  3. 短毛種
  4. 飼い方
  5. サイアミーズ(シャム猫)の特徴と飼い方 可愛い画像いっぱい|ねこのきもち 猫図鑑

短毛種

UP DATE

サイアミーズ(シャム猫)の特徴と飼い方 可愛い画像いっぱい|ねこのきもち 猫図鑑

サイアミーズ

サイアミーズ

英語名
Siamese
原産国
タイ
公認団体
CFA・TICA・FIFe・GCCF
毛種
短毛種
  • サイアミーズ その1
  •  サイアミーズ その2
  •  サイアミーズ その3
  •  サイアミーズ その4
  •  サイアミーズ その5
  •  サイアミーズ その6
  •  サイアミーズ その7
  •  サイアミーズ その8
  •  サイアミーズ その9
  •  サイアミーズ その10
  •  サイアミーズ その11

高野 八重子 先生

ポイントカラーの代表とされるサイアミーズ(シャム猫)。気品が漂うその姿で、昔から多くの人を魅了してきたサイアミーズ(シャム猫)の特徴や性格、歴史やかかりやすい病気について、ご紹介します。

サイアミーズ(シャム猫)の特徴・性格・毛色

ポイントカラーと濃いブルーの目が印象的なサイアミーズ(シャム猫)。その美しさは全世界で人気を博し、おそらく世界で最も知られている純血種のひとつでしょう。人と触れ合うのが大好きという面からも、人々に愛されている猫です。

サイアミーズ(シャム猫)の飼いやすさ 各項目の数値が大きいほど飼いやすい傾向

※このグラフは、『新しい猫の教科書』(高野八重子著、緑書房刊)の記述をもとに編集室で作成。これらはあくまで目安ですので、飼育環境や状況、個体により異なることがあります。

サイアミーズ(シャム猫)の性格

南国生まれのサイアミーズ(シャム猫)はその体型かつ短毛ということからも、比較的寒がりの猫が多いです。それもあってか、人と触れ合うことが大好き。ひざなどに乗って、つねに飼い主さんの体温を感じていたい猫です。筋肉質ながらも身軽な体型なので、とてもアクティブなサイアミーズ(シャム猫)。上下運動が大好きなので、人の肩に乗ることもあります。サイアミーズ(シャム猫)は、よく鳴く猫としても知られています。飼い主さんに向かって話しかけるようにアピールすることが多いので、そのときどきで要求に応えてあげられるといいでしょう。

サイアミーズ(シャム猫)の大きさと体型

サイアミーズ(シャム猫)の特徴といえば、スムーズなクサビ形の頭部にポイントカラーそして、円筒形の細長い体型、濃いブルーの瞳でしょう。

次に体型ですが、猫には6種類の体型分類がありますが、そのうちサイアミーズ(シャム猫)は「オリエンタル」に属します。骨格が細いため全体的にほっそりとしたオリエンタル体型です。手足は長く、足先は小さめ、しっぽは細長くしなやかなのが特徴です。

顔もスリムで、大きな耳が印象的な顔立ちです。瞳の色については、遺伝の関係で、ポイントカラーはすべて青色の瞳を持ちます。

体重:2.6~4.5kg
シャム猫
fotojagodka/gettyimages

サイアミーズ(シャム猫)の毛色の種類

ポイントカラーは、両耳、顔、四肢、尾、ボディ、睾丸など体から出ている部分の9カ所に色がつき、厳密には4色に分類されます。
体は薄いクリームに黒褐色が入る「シール・ポイント」、アイボリーのベースにミルクチョコレート色が入る「チョコレート・ポイント」、青みがかったホワイトに青灰色が入る「ブルー・ポイント」、そして寒色寄りのホワイトにかすかにピンクが混じったグレーが入る「ライラック・ポイント」の4種類です。年齢とともにシールポイントやブルーポイントは胴体にもうっすら陰りが入る場合もあります(シェード)。
シャム猫
Michel VIARD/gettyimages
シャム猫
Leschenko/gettyimages

サイアミーズ(シャム猫)の価格相場(2023年)

愛猫の迎え入れ方にはペットショップ、ブリーダーから、保護猫などさまざまな方法があります。例えばペットショップで購入する場合だと、下記のような価格相場です。
価格18万円~

※ペットショップ・ブリーダーのウェブサイトを編集部で調査(2023年3月)。

サイアミーズ(シャム猫)の飼い方

シャム猫
jeancliclac/gettyimages

ポイント(1)自宅にいる時間が長い人向き

甘えることも動くことも、おしゃべりすることも大好きなサイアミーズ(シャム猫)。人と関わることが好きなので、自宅にいる時間が多い人に向いている猫かもしれません。また、簡単に高所に乗ってしまうので、日頃からこまめに家の物を片付けられる人は飼いやすいかもしれません。

ポイント(2)誤食につながるものは片付けて

猫の健康のためにも、屋内飼育がおすすめです。猫は基本的に薄明薄暮性の動物なので、日中は寝て過ごすことが多いため、安心して寝られるスペースを用意してあげましょう。
サイアミーズ(シャム猫)は活動的ゆえに、留守番をさせるときは、入ってほしくない場所には行けないよう制限し、誤食につながるような細かいものなどは片付けておきましょう。

ポイント(3)年齢と目的に応じたフードを与えて

主食には、フードと水のみで栄養のバランスがとれるように作られている、総合栄養食を与えましょう。一般食は、栄養バランスよりも食いつきを重視しているため、主食には不向きです。フードのパッケージの裏に総合栄養食と記載されているものを選んで。

猫は、成長や年齢ごとに必要とされる各栄養素の量が異なります。「子猫用」「成猫用」「シニア猫用」「体重管理用」など、年齢と目的に応じたフードを与えましょう。

また、猫はもともと飲水量が少なくても生きていける体の構造ですが、そのぶん、結石症や腎臓病にかかりやすいので、なるべく水分を摂らせるように注意しましょう。

ポイント(4)1日5~10分以上は遊びの時間を

活発なサイアミーズ(シャム猫)は、遊ぶのが大好き。お気に入りのおもちゃを使うなどして、1日に最低でも5~10分以上は集中して遊んであげましょう。

また、猫は高いところに上る習性があり、屋内という限られた空間でも、立体的な上下運動をさせるようにして。猫ができるだけ自由に活動できるよう、猫タワーを置く、タンスや棚をうまく配置して高いところに行けるようにするなどの工夫を。

運動好きとはいえ、加齢で足腰が弱ってくることがあるので、ある程度の年齢になったら、よく上る場所にはステップを付けてあげるなどするといいですね。
シャム
ねこのきもち投稿写真ギャラリー

ポイント(5)乾燥する時期はブラッシングスプレーを

サイアミーズ(シャム猫)の被毛は短毛でシングルコートです。毎日のお手入れは手でなでたり獣毛ブラシで軽くブラッシングをします。

換毛期のときはラバーブラシで抜け毛を取り、そのあと獣毛ブラシで全身をブラッシング。乾燥する時期などは静電気が起きやすいので、ブラッシングスプレーを用いながらブラッシングするとよいでしょう。

飼い主さんとの触れ合いが好きなので、ブラッシングもサイアミーズ(シャム猫)にとってはコミュニケーション感覚で、喜んでくれます。
シャム
ねこのきもち投稿写真ギャラリー

サイアミーズ(シャム猫)に関連する記事

サイアミーズ(シャム猫)の飼い主さんのQ&A 

サイアミーズ(シャム猫)のかわいい画像や動画の記事

シャム
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
シャム
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
シャム
ねこのきもち投稿写真ギャラリー

サイアミーズ(シャム猫)の歴史や背景

シャム猫
chendongshan/gettyimages
サイアミーズ(シャム猫)の起源は、今から500年以上も前といわれています。当時は、シャム王国(現在のタイ)の王族だけが飼うことを許されていました。

サイアミーズ(シャム猫)が世界的に知られるようになったのは、18世紀以降でしょう。タイ駐在のイギリス大使が帰国するとき王様から2匹のサイアミーズ(シャム猫)を贈られたことを機に注目を浴び、1990年代には改良も進んで急速に世界各国に広まりました。

日本でサイアミーズ(シャム猫)の人気が出たのは1950年代。当時、日本橋三越で日本初のキャットショーが開かれた際には、出陳された猫のほとんどがサイアミーズ(シャム猫)だったそうです。
監修: 高野八重子先生ヤマザキ動物専門学校
参考:『猫の教科書』(緑書房)

写真選定協力:石原さくら
猫写真家として、「ねこのきもち」表紙他多数で活躍するほか、メディアの出演・講演も多数。著書・共著に「てらねこ 毎日が幸せになる お寺と猫の連れ添い方」(KADOKAWA)、「かわいいかわいい ねこのかぶりもの」(パルコ)など。愛玩動物飼養管理士1級。A級キャットグルーマー。デボンレックスとシンガプーラのブリーディングの経験もあり、猫の品種についての造詣も深い
CATEGORY   短毛種

UP DATE

関連するキーワード一覧

人気テーマ

あわせて読みたい!
「短毛種」の新着記事

新着記事をもっと見る