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2023.03.24

正しく使い分けられる?「直す」と「治す」の意味や違いについて解説

 

「直す」は「もとの良好な状態に戻す、改める」「別の状態に変える」という意味す。一方、「治す」には、「病気、傷、飢え、苦しみ、悩みなど不健全な状態をなおす、治療する」という意味。本記事では、違いを解説します。

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「直す」と「治す」の違いとは?

日常生活の中でも、よく耳にする「なおす」という言葉ですが、漢字にしなければならない場面では途端に「直す」と「治す」、どちらを使えばよいか迷ったりしませんか? どんなシーンでも使い分けができるよう、二つの「なおす」の違いや意味を正しく理解しましょう。

本棚の前の机に積み重ねられた本

「直す」の意味

まずは「直す」から確認していきましょう。「直す」とは、あるものの位置や形状を、乱れた状態から元の状態に戻すことを表します。そして、ものの位置や形状だけでなく、働きや機能などにおいても同じようにいえます。破損や故障などによって機能しない状態になっているものに対し、その不具合を正すことによって、元の機能する状態に戻すことを、「直す」と表現することができるのです。

また、「直す」には、「元に戻す」という意味の他に、「望ましい状態に変える」という意味も。具体的には、人の性質やある情報などを、本来こうあるべきであると考えられる望ましい状態にすることを表したりします。

「治す」の意味

一方、「治す」とは、人や動物の怪我や病気を健康な状態に戻すことを指します。言い換えると、人や動物が怪我や病気によって、身体の機能が損なわれている場合に、それを正常な状態に戻し、機能するようにする、ということ。

「治す」は、怪我や病気に関する文章でのみ使うことができる言葉なので注意が必要です。「治す」は「治療する」と言い換えることもできます。また病気や怪我だけではなく、歯並びを矯正して綺麗にする際など、体を今の状態からよい状態に改善していく際にも使われます。

「直す」の使い方を例文でチェック

それでは、「直す」から使い方をチェックしていきましょう。

三種類のドーナツが並んだ写真

1:化粧が崩れたので、直す

これは、一日の終わりに差しかかった時間帯に、よく使われるフレーズですね。時間が経って崩れてしまったメイクを整えて戻すということ。ものの形状や位置の乱れに焦点が当たっている表現なので、「直す」を使います。

2:甘いものを食べて、機嫌を直す

「機嫌を直す」というフレーズは、日常生活においてよく使われます。人のマイナスな状態、つまり機嫌が悪い状態を、元の状態に戻すという意味で使われます。この際使われる「機嫌」や「気分」はマイナスな精神状態のことを指しますが、「怒り」や「悲しみ」といった特定の感情を対象にすることはできません。また、「直る」のは一時的であり、回復するのに特別な医学的処置を要するものでもないとされています。

3:気分屋な性格を直したい

性格は、人によってそれぞれ。この場合に使われる「直す」は、人の性質を本来こうあるべきだ、という望ましいように変えるという意味になります。

この「直す」は、望ましい状態にすることを表すために使うので、例えば「明るい性格を直す」というような使い方はとても不自然です。しかし、よい性質であっても、その度が過ぎる場合は、「直す」対象とすることができます。例えば、「明るすぎる性格を直す」といった感じです。

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