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神奈川・小田原 めだか米 野生種泳ぐ、童謡の舞台 豊かな水源と低農薬 /東京

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めだか米と用水路で泳ぐめだかについて説明する山田純代表。後ろにあるのは収穫前のめだか米=2022年10月17日午後、ガン・クリスティーナ撮影
めだか米と用水路で泳ぐめだかについて説明する山田純代表。後ろにあるのは収穫前のめだか米=2022年10月17日午後、ガン・クリスティーナ撮影

 神奈川県小田原市は、童謡「めだかの学校」の舞台でもある。市内桑原・鬼柳地区は県内で唯一野生のメダカが生息しているらしい。だが、休耕田の拡大などにより、絶滅の危機にさらされている。「めだか米」で野生のメダカを守ろうと奮闘する関係者を訪ねた。【ガン・クリスティーナ】

 JR鴨宮駅を降りると、「桑原めだか米の会」代表の山田純さん(73)が出迎えてくれた。車で郊外に向かうと田園風景が広がり、草ぼうぼうだったという一般市民用の田んぼ、酒米の田んぼで風に揺れる稲穂が黄色く輝いている。近くに流れる用水路に目をやると、メダカが元気よく泳いでいた。山田さんが言う。

 「湧き水で乾かないし、水の流れもよどみがあってメダカにはすみやすい」

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