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沖縄戦

「鉄の暴風」が吹き荒れた沖縄戦から78年。約3カ月に及んだ地上戦は住民を巻き込み、日米合わせて計約20万人が犠牲となった。

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玉城デニー知事、防衛強化に「大きな不安」 沖縄慰霊の日

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沖縄全戦没者追悼式で、平和宣言を読み上げる沖縄県の玉城デニー知事=沖縄県糸満市の平和祈念公園で23日午後
沖縄全戦没者追悼式で、平和宣言を読み上げる沖縄県の玉城デニー知事=沖縄県糸満市の平和祈念公園で23日午後

 沖縄は23日、太平洋戦争末期の沖縄戦の犠牲者らを悼む「慰霊の日」を迎えた。一般住民を含む約20万人が命を落とした日米両軍の地上戦から78年。沖縄県糸満市摩文仁(まぶに)の平和祈念公園で県と県議会主催の「沖縄全戦没者追悼式」が営まれた。玉城デニー知事は「平和宣言」で、反撃能力(敵基地攻撃能力)の保有などを明記した国の安全保障関連3文書について「県民に大きな不安を生じさせている」と懸念を表明。対話や外交による緊張緩和を求めた。

 政府は近年、軍事的活動を活発化させる中国などを念頭に、沖縄・鹿児島両県に連なる南西諸島の防衛体制を強化してきた。鹿児島県の奄美大島や沖縄県の宮古島、石垣島に陸上自衛隊駐屯地を開設し、ミサイル部隊を配備。沖縄本島や日本最西端の与那国島(沖縄県)にも新たなミサイル部隊の配備を計画する。

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