とうほく・冬点描

蘇民祭 奇祭の終幕 惜しむ声 「楽しみなくなる」 /岩手

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蘇民袋を奪い合う男衆=岩手県奥州市の黒石寺で2024年2月17日、代表撮影
蘇民袋を奪い合う男衆=岩手県奥州市の黒石寺で2024年2月17日、代表撮影

 1000年以上にわたって岩手県奥州市の黒石寺(こくせきじ)で開かれてきたとされる「蘇民祭(そみんさい)」が17日夜、最後を迎えた。下帯姿の男衆が五穀豊穣(ほうじょう)と無病息災を願い、護符の入った麻製の蘇民袋を奪い合う伝統行事。最盛期には見物客を含めて約4000人が訪れた奇祭の終幕に、多くの人から惜しむ声が聞かれた。

 この日は、マツの調達が難しいなどとして、火のついた薪(まき)に上がって炎で身を清める「柴燈木(ひたき)登り」は省略するなど、規模を縮小して実施した。

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