例のプール3D背景
久しぶりのnote更新…というかnoteの存在をすっかり忘れて放置していたのですが、みなさまいかがお過ごしでしょうか、ズッコケダイナマイトです。さて今日はCGのお話。
ハウススタジオとしてお手頃だったり、程よい狭さが画面映えしたりと、特定映像業界ではおなじみの例のプール。その独特の造形からイラスト界隈でも頻繁に…でもないか。よく…ということもないか…まあ、ちょいちょいとここぞのネタや背景に困ったときに使われる便利素材。僕も自作の3D背景を結構前に作って居て、ちょいちょいと使っています。
旧「例のプール」
六角大王Sの仕上げモードで描写。光源は無限遠の平行光1とドア上のライトの2つ。
これは3年かそこら前に作ったデータで、まあぱっと見で、知ってる人はすぐに例のプールだとわかると思うんですが、よくよく見…なくても、結構、あちこち、デタラメというか適当というか細かい部分を省略しまくり。
一応、ネットで見つかる画像や、例のプールのムック本なども買って資料にしたんですが、まあ背景だし、これくらい適当でいいかなということで当時は作った背景データ。
これでもなんとなく「例のプール」感はあるんですが、3年かそこらもすると、サイズもテクスチャも適当で、最近すこし見栄えが気になってまいりました。手前の「メインステージ」になる場所の窓も「本物」と違って壁で塞いで居るので、外からの光が入らなくて暗いし。
新「例のプール」
と、いうことで、もろもろ気になって来ていた部分に手を入れ直した新プールがこちら。
レンダリングは六角大王Sの仕上げモード。光源は無限遠の太陽光一つと、壁の照明6個に点光源を仕込みました。
光源の強さなど、先の旧プールのレンダリグより光源の強さなど連弾リング設定を変えて入るんですが、画面シモテの壁を全面窓にしたので窓枠の影は落ちますが外からの無限遠の太陽光を入れやすくなって明るくなりました。
手すりや水面などのマテリアル情報は六角大王付属データ。
テクスチャも貼り直し。「本物」とは違うテクスチャですが、まあ雰囲気を寄せた感じで。床のタイルはバンプマップあてたんですけど自分の使い方ではレンダリングが重くなるだけであんまり必要ないかな。
ドア近く。ここの観葉植物も六角大王付属のモデルデータです。
本物の「例のプール」の様子は転載すると著作権とかがナニなんで、ネットの画像や皆さんお手持ちのアレなDVDなどを参照していただくとして、旧プールに比べたらだいぶ「本物」に寄ったんじゃないでしょうか。ほんと、この「例のプール」は適当に作っても結構それっぽくなる、わかりやすい記号の集合ですね。
と、言っても、これまで同様に、細かい部分はまだ省略してますし、スケールについても勘というか、ネットの画像や手持ちのアレなDVDを見た感じの「だいたいのスケール感」合わせ。昔買った例のプール研究本にもそういう数値的な情報ってなかったんですよね…(2022年7月22日追記。数値的な情報はなかったと思ったら、あった模様。後述します)
あちこちの組み合わせやテクスチャ位置の甘い所を直したいですが、それはおいおいと。
省略したところというと、「反対側の壁」。ネットや本を調べるとこの部分の状況もわかるんですけど、まあ、こっち向きの画像はそう作ることもないだろうなということで、今回も省略。こちらも必要に応じて、いずれ。そのうち。たぶん作らないやろな…
ということで、今回はこれにて。
本物のプールのサイズについて(2022年7月22日追記)
この記事を書いてから、ネット情報を漁った所、ウィキペディアが追加されていてプールのサイズについての記述が追加ありました。
出典元は…「例のプール」の本?アレ?書いてたっけか…
プールの深さについては、こちらのブログに記載がありました。
…とのこと。プールルーム全体の実寸などは見つかって無いのですが、こレラの情報から、実地にちかい推測値は出せそうですね。
だそうです。ここのところ新作がないから、もう飽きられたか、業界も景気低迷でスタジオ代だせなくなったかと思っていたら。
ヘッダー画像について
ヘッダー画像は僕のpixivアカウントにてフリー背景素材として公開しています。
また、本記事中の「この画像はフリーの背景素材としてお使いいただけます。」のキャプションのついた画像についても、解像度は低いのですが背景素材としてお使いくださって結構です。承諾不要。
参考書籍
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