夜光虫とは?

夜光虫   -夜間に神秘的、青緑色の光-

夜間に川辺付近を飛び回るホタルの青白い光跡は、郷愁を感じさせる初夏の風物詩です。このホタルが発光生物の陸上の代表とすれば、海では夜光虫が最もよく知られた発光生物でしょう。

夜光虫は、英名でも学名でもノクチルカといい、原生動物鞭毛虫類の仲間で、世界各地の沿岸や内湾海域に広く分布しています。大きさは約1ミリの半透明な球形ですが、細かい溝と紐状の鞭毛、すなわち触手を持っています。

昼間にこの赤潮を見ると、海面に汚れたペンキを流したようで、決してきれいな眺めではありません。しかし、夜間に海にでると、打ち砕ける波頭や船がたてる波しぶき、そこで光る夜光虫のほんのりとした青緑色の光など、美しい神秘の世界を経験することができます。

光を発する生物の中で、ホタル以外で陸上や淡水中に生息しているものは非常に少ないですが、海中には夜光虫以外にも種々の生物が見られます。 産卵期に浅い所に寄ってきて光を発しながら群れるホタルイカは、富山県では有名だし、深海にすむチョウチンアンコウは一般的によく知られています。また、甲殻類にも発光生物は多く、とくに海底の砂泥中にすむウミホタルや、駿河湾に産するサクラエビなどの発光は素晴らしい。 夜光虫などの生物発光は、光っても熱くならないのが特徴です。発光の仕方には二通りあります。一つは発光細胞などを持ち、刺激を受けると細胞から発光物質を分泌し、これが酸素と結合して光るもので、刺激を受けたときだけ発光します。
 もう一つは、発光細菌を体内に持つもので、この場合は光が点滅せずに、いつも同じ強さで連続して光っているので前者とすぐに区別できます。

夜光虫確定

詳しくはhttp://www.pref.kyoto.jp/kaiyo/9encyclopedia/watch/noctiluca/noctiluca.html

*オーナーは、一青窈のもらいなきの歌詞の部分からサークルの名前を思いつきました。
 興味がある人は、歌詞をご覧になってください。


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