さんち大辞典 [ ひ ]
紅型(びんがた)
Bingata
「紅型」とは?
紅型は、沖縄がかつて琉球王国だったころに生まれた伝統的な染色技法で、「紅」は、赤色ではなく「色」全般を意味し、「型」は様々な模様・柄を指していると言われています。日差しの強い南国沖縄ならではの鮮明な色彩、大胆な配色は、古くは王族や士族をはじめ、今なお多くの人々を魅了してやみません。紅型の美しさについては、「民藝運動の父」と呼ばれる柳宗悦も「おそらく女の着物としては世界で最も美しい例の一つに挙げられるでしょう(『手仕事の日本』)」、「どんな国の女たちも沖縄の『びん型』より華麗な衣裳を身につけたことはないでしょう(『琉球の富』)」と讃えています。
城間びんがた工房 紅型宗家15代 城間栄順氏インタビュー動画(約14分)
沖縄県立博物館・美術館で開催された「紅の衣展」にて