楳図かずお、廃墟目前「まことちゃんハウス」がグワシ復活!【写真アリ】の画像
手入れ前の「まことちゃんハウス」

楳図かずお先生(83)の“まことちゃんハウス”が、最近きれいになったみたいです。ほんの少し前まで、庭木が伸び放題だったようなのですが……」

 こう語るのはマンガ誌編集者。楳図かずおさんといえば、独特なタッチのイラストで知られ、ギャグ漫画『まことちゃん』、2002年に窪塚洋介(41)、常盤貴子(48)らのキャストでドラマ化もされた『漂流教室』(いずれも小学館)などの作品を手掛け、2019年には文化庁長官表彰されている。

 また、タレント活動も積極的に行い、『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!』(日本テレビ系)などのバラエティ番組にも出演。ユニークなキャラクターで大人気を博した。

 通称「まことちゃんハウス」は、東京・吉祥寺に建つ楳図さんの家で、外壁がトレードマークである赤白のボーダーに彩色。屋根に自身のキャラクターである“マッチョメマン”を模した円柱型の塔がつけられ、家上部の小窓の前には楳図さんの代表作『まことちゃん』の主人公“沢田まこと”の像も設置されている。

 今から13年前、2007年に建設が始まった「まことちゃんハウス」だが、当時、日本中の視線を浴びることになった。

「かなり奇抜なデザインの家に対して、近隣の住民から“色彩の暴力”“閑静な住宅街の景観を破壊する”など反発の声があがり、建設差し止め仮処分申請に発展したんです。東京地裁は住民側の請求を却下したものの、赤白ボーダーの外壁の撤去などを求めた訴訟も起こされました。

 この騒動は連日のようにワイドショーなどで取り上げられたため、“まことちゃんハウス”の知名度は一躍全国区に。家を見たいと観光客が訪れることもあったそうです」(ワイドショー関係者)

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