渋川の「鈴木一朗」選手 バット立てる動作もそっくり

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(19日 高校野球群馬大会 渋川8-1桐生)

 マウンド側に持ったバットをぴんと立て、投手を見据える。渋川の鈴木一朗(3年)が左打席に入る際に意識するのは、日米球界で活躍したイチローさんの動作だ。「集中できるような気がするから」

 この日は三回と七回、いずれも先頭打者として左中間と左前に2安打。本名がまったく同じスーパースターさながら、広角に安打を飛ばした。

 もともとは投手。でも、昨年夏にひじを疲労骨折した。秋は試合に出られず、スコアラーを務めた。冬に一塁手に転向してからは、苦手の守備の練習のため、率先してノックを受けた。

 この春からは、「売り」にする打撃で低くて強い打球が目立ってきた。「どんな球でも対応できるような振りをしたい」。次の試合も、あこがれの選手のような打撃を目指す。

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