1970年代から数々の作品に出演してきた、女優のジェーン・シーモア(71歳)。あるインタビューでは、現在はこれまでのキャリアのなかで最も多忙だと語り、さらに年齢に対する想いや人生観についても明かした。

最近では、シットコム『B Positive(原題)』のベネット役で知られているジェーン。そんな彼女は、かなり忙しい生活を送っているそうで、<Prevention>のインタビューでは自身の人生観についてこのように語った。

「私は文字通り、毎日自分で人生を掴んでいます。ネガティブにも生きないし、過去にもすがらないのです」
 
Ben A. Pruchnie//Getty Images

ここ最近グレイヘアの女性を演じることが多いジェーンだけれど、実生活では長くて明るいブラウンヘアをキープ。現在もブラウンヘアでいるのには、こんな理由が。

「実生活ではブラウンヘアで、何か役を演じるときはグレイヘアにしています。私にはグレイヘアを受け入れた友人がたくさんいますが、みんなエレガントで本当に素敵なんです」

「それに私は、最近少なくとも3つか4つの映画でグレイやプラチナカラーの髪を役作りで経験したので、自分がグレイヘアも似合うとも知っています」

「最近は年配の女性の役を多く演じるけれど、実際のところ私にはあまり白髪がないので、自然に全体がグレイヘアになることはありません。まるでスカンクみたいなんですよ。だから今の髪色がとても自然で気に入っているんです」

またジェーンは、美容整形についてもこのように言及。

「私はフィラーやフェイスリフトなどの美容整形を行ったことがありません。私はありのままの自分であり続けていますし、女優はできる限り“リアル”であることが本当に大切だと思います。表情が命ですから」

とあるプロジェクトの撮影中にはシワを描くことになったそうで、そのときのことを「満足している」ともコメントしたものの、健康的な姿を見せたいとも語った。

「でも私の年齢に合わせるという点でいうと、偽るのではなく(ありのままの自分で)できる限り健康的に見せたいんです」
 
JEFF KATZ PHOTOGRAPHY

そして何よりも、年齢を重ねる上で最も大きな要因となるのは“考え方”だと語ったジェーン。

「歳の重ね方は、人生に対する姿勢を表していると思います。前向きで目的を持ち、自己中心的にならずに『恵まれない人のために何ができるだろう』と考えているのなら、とても素敵なことです」

「この世界に貢献するために自分ができることは何だろう?この素晴らしい惑星や、天からの贈り物と人生をを楽しむために、私には何ができるのだろうか?と」

さらに、家族から多くの影響を受けているというジェーンは、孫と一緒に過ごすことも自身の若さを保つのに役立っているんだとか。そして、母親からの人生の教えも大切にし続けているという。

「私の母はいつも、世界で最も難しいのは“ただ受け入れること”だと言っていました。今の私は、多くの友人や家族、そしてあらゆる人々が病気や危機に苦しんでいる年齢です」

「私たちが過ごす毎日は奇跡。誰かを愛したり、愛されたりして、愛を分かち合うことがあなた自身を幸せにしてくれます。それが私の信条です」

年齢を重ねることだけでなく、人生の歩み方についても教えてくれたジェーン。彼女のポジティブな姿勢からは、誰もが刺激を受けるはず。

※この翻訳は抄訳です。

Translation: ARISA ISHIMOTO

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