2022年北京オリンピックもいよいよ終盤。選手たちの奮闘する姿やメダルを獲得するまでの努力に勇気づけられる人も多いはず。

本記事では、金メダルの秘密をお届け。気になるメダルの素材や価値、メダルを噛む理由をご紹介。


【INDEX】


金メダルの素材

金メダルという名前ではあるものの、金メダルの素材のほとんどがは銀! これについて、2021年に国際オリンピック委員会は<Newsweek>へ次の規定があると説明。

「1位と2位のメダルは、銀製で純度が1000分の925であること。1位のメダルは少なくとも6グラムの純金で加工することが決まっています」

つまり、金メダルと銀メダルの差は金の加工がされているかいないかだけで、素材はほとんど同じ。ちなみに銅メダルの95パーセントは銅、5パーセントは亜鉛なのだそう。

北京オリンピックのメダルのデザイン

オリンピックの公式サイトによると、北京オリンピックのメダルの名前は「同心」で、これは中国語で「心を一つに団結する」という意味。メダルのデザインは、古代中国の翡翠の同心円ペンダントをベースにしたもので、彫刻のデザインは中国の伝統的な模様なのだそう。

メダルの前面には、中央にオリンピックリングが刻印され、「XXIV Olympic Winter Games Beijing 2022」の文字と氷や雪、雲の模様も。裏面には、エンブレムと中国語の大会名「北京2022年第24届冬季奥林匹克运动会」が刻まれていて、一番外側のリングには、競技と種目名が入っているのだとか。

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また、今回のオリンピックのメダルは、2008年に北京で行われた夏季大会の翡翠を使ったメダルにも似たデザイン。まさに、史上初となる夏季と冬季の両オリンピックを開催する「デュアルオリンピックシティ」を体現したものに!

金メダルの値段

もちろんメダルを獲得する価値はプライスレス。でも、メダル自体の値段は…?

NBC>よると、北京オリンピックの金メダルの値段はおよそ750ドル(約8万7,000円)以下とのこと。その内訳は金部分が350ドル(約4万円)、銀部分が400ドル(約4万7,000円)なのだとか。

メダルを噛むのはなぜ?

オリンピックのメダリストたちが金メダルを噛む定番ポーズ。このポーズの始まりは、実は昔の慣習!?

金は他の金属より柔らかく、傷がつきやすいという特徴が。そのため、昔の商人たちは金貨を本物か確かめるために、歯で噛んでいたことに由来しているんだとか。

medal ceremony beijing 2022 winter olympics day 4
Richard Heathcote//Getty Images

ただし、現代では注意が必要。2010年のバンクーバーオリンピックでは、リュージュのドイツ代表、ダビット・メラー選手が、カメラマンのために銀メダルを噛んで歯が欠けてしまったことも…。

※この翻訳は抄訳です。

Translation: Haruka Thiel

COSMOPOLITAN US