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アップライトピアノとグランドピアノの違い① 音の響き

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アップライトピアノとグランドピアノの違い① 音の響き

アップライトピアノとグランドピアノの違い① 音の響き

アップライトピアノとグランドピアノは、同じアコースティックピアノでも全く違う構造の楽器です。

グランドピアノの部品数がおよそ10,000点であることに対し、アップライトピアノの部品数は7,000~8,000点で、価格もグランドピアノの方が上。

しかし初心者がグランドピアノで毎日練習すると、ピアノを演奏するための筋肉をつけることができると言われています。

なぜ同じピアノなのに上達に差が出てくるのか?

アップライトピアノとグランドピアノの違いは何なのか?

について解説いたします。

ピアノの歴史

グランドピアノが発明されたのは約300年前で、原型となった楽器は、イタリアで楽器づくりをしていた「バルトロメオ・クリストフォリ・ディ・フランチェスコ」という男性が作りました。

当時は「チェンバロ」という楽器がありましたが、タッチによる強弱の表現ができない為、クリストフォリ氏が開発したピアノに 多くの人が注目したのです。

世界初のピアノは、「クラヴィチェンバロ・コル・ピアノ・エ・フォルテ」
(強弱を出せるチェンバロ)という名前です。

その後、数々の改良が重ねられて、現在のグランドピアノに繋がっていきます。

一方アップライトピアノは、グランドピアノを一般家庭用にコンパクトにしたものとして19世紀に発明されました。

室内で場所をとらないようにと、グランドピアノのように横に長く(奥行)ではなく、縦型(高さ)にする事で弦の張り方・アクションなどが変更され、その結果、演奏感覚や音に違いが出るようになりました。

音の広がり・響板

よく、グランドピアノはアップライトピアノに比べると「体全体で音を感じられる」と言われます。

内部構造が水平(横)に広がるグランドピアノと、垂直(縦)に広がるアップライトピアノでは音の広がり方が変わってくるためです。

アップライトピアノはコンパクトになった分、ボディーや響板の振動面積が狭くなってしまい、グランドピアノに比べると強弱の幅(ダイナミックレンジ)も限定的になります。

アップライトピアノの音は、響板があるピアノの裏側に向かって音が伸びていきます。
また壁につけて設置される場合が多く、響板の前後や壁がケースで塞がれるので音はこもりがちになります。

モデルによっては、屋根や譜面台、下前板の隙間から音が抜ける構造になっているピアノもありますが、音の伸びという面では、構造的にグランドピアノより劣ってしまう部分があります。

グランドピアノはアップライトピアノよりも弦を長く張ることが出来ます。
その結果、ゆとりある音質・重低音の響きを感じることが出来ます。

大きなボディー全体が共鳴するため、強弱の幅が広く、低音から高音までのびやかに響きます。

またグランドピアノは響板から直接響く音・反射してくる音を自分の耳で確かめながら演奏できます。
こまかなニュアンスや音色の変化なども演奏しながら感じ取れるので、繊細な表現を身につけることができるといえます。

ペダルの違い

ピアノのペダルは踏むことでアクション機構に働きかけ、音の響きを変えるものです。
アップライトピアノとグランドピアノではアクション機構の構造も異なるので、ペダルでできることも変わってきます。

この違いが演奏にも反映されてくるので、ピアノを選ぶときは自分のやりたいことを考えておくことが大切です。

右のダンパーペダル

アップライトピアノもグランドピアノも、一番右のペダルは「ダンパーペダル」です。
ダンパーは鍵盤が元に戻る際、ピアノの音を止めるために弦を抑えるフェルトのことです。
この機構をダンパーペダルが止めてしまうので、鍵盤から指を離した弦も響き続けます。

アップライトピアノの場合、打弦する同じ側からしかダンパーで押さえられない機構になっています。
このためダンパーペダルを離した時に、ダンパーで弦の振動を止める働きが若干弱いようです。

グランドピアノのダンパーアクションは重力を利用した上下動となるので、アップライトピアノよりもダンパーペダルの効果が高くなっています。

左のソフトペダル

ソフトペダルは、音の響きをソフトにする=音量を抑えるペダルです。

ただしグランドピアノとアップライトピアノではソフトペダルの仕組みが異なるので、ソフトな音の出し方・音色の種類も変わってきます。

アップライトピアノのソフトペダルは、ハンマーレールと弦との距離を縮めることでハンマーのエネルギーを抑え、ソフトに打弦する仕組み。
打弦する距離が短くなるぶん、音量を弱めることができます。

いっぽうグランドピアノのソフトペダルは【シフトペダル】と呼ばれており、打弦の位置をずらすことでソフトな音を演出する仕組みです。
ペダルを踏むと鍵盤を押した時のアクション機構が数㎜右にシフトします。

これにより、ハンマーが打弦する位置がずれて打弦する本数が3本から2本になり、音量がソフトになります。
また、打弦の位置が微妙にずれることで音色も変化します。

上級者はこの音色の変化も表現力として技を磨くので、ピアノの上達には欠かせない機能といえます。

中央のペダル

アップライトピアノとグランドピアノでは、中央ペダルの機能が全く異なります。
まず、アップライトピアノの中央ペダルは、マフラーペダルです。

マフラーペダルを踏むと、弦とハンマーの間に薄いフェルトの幕がかかる仕組みになっています。

マフラーペダルを踏んだまま鍵盤を抑えるとフェルト越しに打弦することになるので、音が小さくなります。
マフラーペダルは、音量を抑えて練習したい時などによく使われています。

いっぽうグランドピアノの中央のペダルは、ソステヌートペダルというものです。
ソヌテヌートペダルを踏むと直前に押した鍵盤のダンパーだけが弦から離れ、その音だけに余韻が残ります。
ダンパーペダルとの違いは、すべての音ではなく特定の音だけに余韻を持たせられるという点です。

作曲家・ドビュッシーをはじめとする印象派の作品は、グランドピアノのソヌテヌートペダルの効果を生かした曲が数多く残されています。

繊細な響きを演出することができるので、上級者には欠かせない機能といえます。

まとめ

アップライトピアノとグランドピアノは、同じアコースティックピアノでも全く違う特徴を持っています。
弦の鳴り方・響き方は、どうしても構造上グランドピアノの方が大きくなります。

次の記事では、鍵盤やアクションなどタッチ感にかかわる箇所の違いについて解説いたします。

>> アップライトピアノとグランドピアノの違い② 鍵盤タッチの違い

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