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セントレックス(現在はネクスト市場)とは?/ホームメイト

セントレックスは、1999年(平成11年)10月に名古屋証券取引所の新興企業向け市場として創設されました。同じく新興企業向けの市場であるマザーズやジャスダックと比較して、緩やかな上場基準を設けていたのが特徴です。セントレックスという名称は、中部地方の「中部=セントラル」と、ラテン語の「王者=レックス」から名付けられました。2022年4月より、名証の市場区分再編に伴い、「ネクスト市場」へ変更されました。

セントレックス(現在はネクスト市場)の概要

セントレックス(現在はネクスト市場)の概要

セントレックスは成長が期待される企業に対して、近い将来の本則市場(名証一部、名証二部)へのステップアップを視野に入れ、資金調達や知名度向上の機会を提供していた市場です。なお、2022年4月より、名証の市場区分再編に伴い、「ネクスト市場」へ変更されました。

セントレックス(現在はネクスト市場)の上場審査基準

セントレックス(現在はネクスト市場)の上場審査基準

セントレックスの上場は、高い成長可能性が期待できる企業が対象なので、審査基準も企業規模を問いません。新興企業により早い時期に上場の機会を与えて、企業成長のチャンスを得られるような上場基準を設けていました。

さらに上場時の時価総額は5億円から上場できたため、当時のマザーズやジャスダックの時価総額10億円と比較するとハードルは高くありませんでした。上場する際に満たさなければならない要件としては、上場するための審査基準で上場時の株主数が300人以上かつ上場時までに500単位以上の公募・売出しを行なう、事業継続年数が1年以上、上場申請の前日までに高い成長の可能性を有していると認められる事業の売上高が経常されていることなどがありました。
なお、2022年4月より、名証の市場区分再編に伴い、「ネクスト市場」となり、審査基準なども変更されています。

セントレックス(現在はネクスト市場)のメリット・デメリット

セントレックス(現在はネクスト市場)のメリット・デメリット

セントレックスへの上場基準は、マザーズやジャスダックに比べて緩和されているため、上場を目指す企業にとってはスピーディーに上場できることが大きなメリットでした。

一方で、継続性や信用性に乏しい企業が上場してしまう例もあり、申請間もなく経営破たんや上場廃止基準に抵触する企業が続いた時期がありました。2008年(平成20年)1月に上場審査体制に関して不備があったとして金融庁から業務改善命令を受けました。
なお、2022年4月より、名証の市場区分再編に伴い、「ネクスト市場」となり、上場基準なども変更されています。

セントレックス(現在はネクスト市場)の上場銘柄

セントレックス(現在はネクスト市場)の上場銘柄

セントレックスに上場していた企業は、中部地区のベンチャー企業に限っていません。全国から迎え入れるため、本社所在地も様々で業種業態も幅広い企業が上場していました。2013年(平成25年)6月末時点での上場企業は次の通りです。

メンバーズ(東京都、サービス業)、NowLoading(東京都、サービス業)、バルクホールディングス(東京都、サービス業)、メディカル・ケア・サービス(埼玉県、サービス業)、ゴルフ・ドゥ(埼玉県、小売業)、ゼットン(愛知県、小売業)、エスポア(愛知県、不動産業)、21LADY(東京都、小売業)、ノア(東京都、卸売業)、アークコア(東京都、卸売業)、コムシード(東京都、情報・通信業)、ガイアックス(東京都、情報・通信業)、オウケイウェイヴ(東京都、情報・通信業)、ギガプライズ(東京都、情報・通信業)、オプトロム(宮城県、その他製品)

セントレックス(現在はネクスト市場)の沿革

セントレックス(現在はネクスト市場)の沿革

セントレックスの開設から現在までの沿革をご紹介します。

  • 1999年(平成11年)10月、セントレックス市場開設
  • 2001年(平成13年)7月、第1号となるエムジーホームが上場(翌年12月には東証二部、名証二部に市場変更)
  • 2022年(令和4年)4月、名証の市場区分再編に伴い、「ネクスト市場」となり、名称や審査基準などが変更となる

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