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出版社内容情報
サヨナラの前に
言いたいことを言っておくよ。
テレビも、お笑いも、家族も、テクノロジーも、
これからの時代、いろんなものが大きく変わっていくだろう。
いろんなものが消え失せて、少しずつ忘れ去られていくだろう。
だけど、忘れちゃいけないものもある。きっと、あるはずだ。
俺は、この時代に向けて、弔辞を読もうと思った。
たとえ、消える運命にあるものでも、俺自身が生きているうちに語っておこうと考えた。
まもなく、ひっそりとなくなっていく物事や事物に対して、誰かが言っておかなくちゃならない、覚えていてほしいって思うからだ。
まだ死んでいない、滅んではいないものもあるけれど、そういうものに対しては、生前に捧げる「生前弔辞」だと思ってほしい。
内容説明
芸論から人生論・世界観まで―この年になって、今、俺が考えていること。ビートたけし「自分への生前弔辞」
目次
第1章 あのころのテレビ(テレビに始まりコロナで変わる―漫才と芸人について;『全員集合』を潰すための秘策―『ひょうきん族』と志村けんについて;さんまとタモリに関するホンネ―俺以外の「ビッグ3」について;俺が考えた史上最悪の企画を語ろう―黄金期のテレビ番組について;有料化以外に生き残る道はない―テレビ番組の末路について)
第2章 人間ってやつは(いくつになっても忘れない母親の教え―カネと貧乏について;ささやかな幸せがあれば、なんとか生きていける―ありし日の家族について;学生運動で思い知った「親の情」と「人間の限界」―学生活動家について;「人間って結局わりと平等なんじゃないか」説―人生の平等・不平等について;働くことに理由なんて要るのか?―労働と仕事について)
第3章 お笑いの哲学(芸人にとって最強の武器とは何か―たけし本気の芸論1;「人間は欠陥品だ。だから笑うんだ」という深い話―たけし本気の芸論2;エンターテインメントには寿命がある―たけし本気の芸論3;「師匠と弟子」って面倒だけど、そこまで悪くないぜ―たけし本気の芸論4;自分の過去の芸にこだわってはいけない―たけし本気の芸論5)
第4章 さよなら古い世界(政治に何かを期待するほうが間違っている―永田町と安倍政権について;トランプが負けても支持される理由―歪んだアメリカについて;科学と神様と人間の三角関係―テクノロジーについて;誰もが気づかない「システム」の恐ろしさ―欠陥だらけの資本主義について;ビートたけしはつまらなくなったのか?―芸人ビートたけしについて)
著者等紹介
ビートたけし[ビートタケシ]
北野武。1947年東京都足立区生まれ。浅草フランス座で芸人としてデビュー後、1972年に漫才コンビ「ツービート」を結成、人間の「建前と本音」「理想と現実」の落差を舌鋒鋭く突きまくる芸風で漫才ブームの牽引役となる。テレビに進出後、『オレたちひょうきん族』『天才・たけしの元気が出るテレビ!!』の人気番組を次々と手掛ける。映画監督としても『その男、凶暴につき』『ソナチネ』『HABA‐BI』などの話題作を多数世に送り出す。2016年にレジオン・ドヌール勲章、2018年には旭日小綬章を受章。近年は小説執筆にも力を入れている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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いつでも母さん
かずー
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R
ぐうぐう