留学生が「2020年」を作文に綴る 日本語作文大会 受賞者決定 ~つながれ!にほんごの和~京進ランゲージアカデミーグループ

京進グループが運営する日本語学校、京進ランゲージアカデミーグループ(以下KLAグループ)は、「第四回KLA日本語作文大会」を実施し、受賞者とその作品の発表を2021年2月12日(金)に行いました。

今回の募集テーマは「2020年」。オンライン授業を履修している未入国の学生を含む、国内外の12校から寄せられた217件の作品には、2020年にそれぞれの状況や場所で見えたものや感じたことなどについて、不安や焦りといった正直な気持ちと共に、未来への力強い思いを日本語で語りました。

初級の部で金賞を受賞した、中国からの留学生、チョウ スディさんの作品には、新型コロナの影響で進学の計画が変わってしまったことに触れながら、自宅で過ごす時間に自分がどんな人になりたいのかを考えたことや、コロナ禍が人々の成長を促していると感じたこと、予想外のことが起こっても笑顔で自分の選択に責任を取り、成長したいという思いについて書かれていました。

また、中上級の部で金賞を受賞した同じく中国からの留学生、ヨウ カイリさんの作品には、子どものころから勉強にとても厳しくて距離を感じていた父について、コロナ禍で日本での生活に対人コミュニケーションがなくなってしまい、集中できると思っていた勉強が逆に上手くいかなくなった時、自分を気遣ってくれた父と多くのことを語る時間ができ愛情を強く感じられたこと、普段見逃している大切なことの発見や感謝の言葉などがつづられていました。

入賞者からは「日本語が上達するいい機会になった」「作文を書いて楽しかった」「感謝の気持ちと共に応援してくれる人に報いたい」といった感想が聞かれました。作品は、KLAが発行する冊子及び、Facebook京進ランゲージアカデミー合同イベントアカウントに掲載いたします。

新型コロナウイルス感染症の拡大は、日本で学ぶ留学生や、留学を予定していた多くの学生にも大きな影響を及ぼしました。それぞれの国で待機している学生が日本に自由に入国するには、今しばらくの時間を要します。しかしながら、当社グループはどんな環境下でも「学びたい」「成長したい」という高い志を支えたいと考えています。ひとりひとりの「夢・実現」をサポートし、これからも日本と世界の架け橋となる人材を育成してまいります。

 【開催概要】
■大会名:第四回KLA日本語作文大会
■スローガン:つながれ!にほんごの和
■作文テーマ:「2020年」
■対象:KLAグループ校国内外12校の在籍生(約2,500名)
(新宿校、秋葉原校、OLJ校、DBC校、水戸校、名古屋北校、京都中央校、大阪校、神戸校、福岡校、びわこ校、ミャンマー・ヤンゴン校)

■募集部門:

初級の部 300字~600字(作文用紙1枚~2枚)
中上級の部 800字~1600字(作文用紙2枚~4枚)

■表彰:

金賞(各部門1名) 100,000円
銀賞(各部門1名) 50,000円
銅賞(最終選考者) 10,000円
参加賞 記念品

■結果:初級の部、金賞1名 銀賞1名 銅賞3名  中上級の部、金賞1名 銀賞1名 銅賞6名
■募集期間:2020年12月7日(月)~12月23日(水)

京進ランゲージアカデミーについてはこちらからご覧ください。
https://www.kla.ac/jp/

[2021年3月9日]