立民 赤松氏 今期かぎり
での政界引退を表明

立憲民主党の赤松広隆衆議院副議長は名古屋市で記者会見し、次の衆議院選挙に立候補せず、政界を引退する考えを正式に表明しました。

この中で、赤松副議長は「70歳を超えて選挙はしないというのが自分の信念だ。健康で政治への情熱があるからといって、このまま私が続けると、後に続く優秀な人の芽を摘むことになる」と述べ、次の衆議院選挙に立候補せず、政界を引退する考えを正式に表明しました。

そして、議員生活の思い出として、2009年の政権交代などを挙げたうえで「弱い人にこそ政治が必要だと思ってやってきた。政治家冥利(みょうり)に尽きる政治活動を続けられた」と振り返りました。

また、所属する立憲民主党について「わかりやすい政策が打ち出せていないので、自民党との違いを明確に出してメッセージが届くようにやってほしい」と述べました。

赤松氏は、衆議院愛知5区選出の当選10回で72歳。
平成2年の衆議院選挙に旧社会党から立候補して初当選し、書記長を務めたほか、平成8年には旧民主党の結成に参加し、民主党政権では農林水産大臣などを務めました。

そして、平成24年から平成26年までと、平成29年から現在まで、合わせておよそ5年にわたって衆議院副議長を務めてきています。