自民内の対立政策、見えぬ落としどころ 戸惑う業界団体
自民内の対立政策、見えぬ落としどころ 戸惑う業界団体
日銀による大規模緩和の解除決定から2日後の3月21日。自民党の財政健全派と積極財政派がそれぞれ会合を開いた。6月ごろに決める経済財政運営と改革の基本方針(骨太の方針)に向けた議論の始まりは、相手の出方をうかがう展開になった。
「社会保障の持続可能性と財政という切り口で立体的な議論ができれば」。財政健全化推進本部の古川禎久本部長は冒頭、こう語った。
社会保障という言葉を持ち出した理由を同本部幹部は…