アニメの聖地で探して デザインマンホール スタンプラリー

2020年3月6日 02時00分

(左上から時計回りに)千代田区・鉄腕アトム(c)手塚プロダクション 稲城市・機動戦士ガンダム(c)創通・サンライズ 世田谷区・ウルトラマン(c)円谷プロ 多摩市・あらいぐまラスカル(c)N.A.

 「マンホーラー」「蓋女(ふたじょ)」という呼び名もできるほど、マンホール愛好者は増えている。アニメ、マンガ、ご当地キャラクターが描かれたマンホールが全国で続々と設置され、観光資源として注目される中、アニメの“聖地”を多く抱える東京もついに動きだした。「TOKYOデザインマンホールモバイルスタンプラリー」が、8日から始まる(5月11日まで)。
 都では本年度から区市町村と連携し、デザインマンホール蓋の設置に取り組んでいる。本年度は全17区市、113カ所を予定。その内、設置済みの中から42カ所を対象にスタンプラリーを実施。参加するには、スマホから公式サイトに登録。対象地点でチェックインボタンをタップしてスタンプを獲得する方式。スタンプ数により、賞品(デザインマンホールをモチーフにしたコースターや金属製の置物)の抽選に応募できる。
 描かれたデザインはご当地に縁のあるものばかり。千代田区は地名の入った「お茶の水博士」ほか「鉄腕アトム」から3種。世田谷区は円谷プロダクションがあったことから「ウルトラマン」など同プロの作品から5種。稲城市はメカニックデザイナー・大河原邦男さんの出身地なので、その作品から「機動戦士ガンダム」など5種がスタンプの対象になっている。
 下水道広報プラットホームと各地方自治体が共同制作し、マニアにも親しまれている「マンホールカード」も今回、特別版を制作。ただし、新型コロナウイルス対策のため配布は延期。お笑い芸人の粗品さんを迎えてのキックオフイベントも中止になった。ラリー自体は予定通り実施する。デザインマンホールもまだまだ増えていくので、ポッカリ空いた気持ちの穴は、期待でふたしておこう。 (村手久枝)
◇問い合わせは(電)050・3707・8482TOKYOデザインマンホールモバイルスタンプラリー事務局(9~18時。土日祝を除く)

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