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足元 どれがお気に入り?
町を歩くと、そこここにあるマンホールの蓋。国土交通省や業界団体などでつくる「下水道広報プラットホーム(GKP)」によると、全国で約1500万枚が設置されているという。
神戸市中心部では、市章だけでなく、「元町1番街」「Welcome to KOBE!」といったデザインや、子どもたちが考案した「だいすき こうべ」「LOVE KOBE」と書かれた蓋が見つかる。灘区の市立王子動物園周辺では動物たちが描かれたものもある。
地域の特徴などがデザインされた蓋は、1977年に那覇市の職員がデザインしたものが最初と言われる。80年代に入ると、カラー化も始まり、道路に彩りを添えるようになった。
下水道への理解や関心を深めてもらおうと、GKPが企画している「マンホールカード」も人気だ。表面にマンホール蓋の写真と設置場所の緯度や経度が記載され、裏面にはデザインの由来を紹介。県内では30種類以上あり、配布場所はGKPのホームページで確認できる。
近年は人気ゲーム「ポケットモンスター」のキャラクターをあしらった「ポケふた」も登場。株式会社「ポケモン」(東京)が観光振興を目的に全国に寄贈しており、県内では淡路市内の3か所で見られる。
夏休みも終盤。自由研究に、お気に入りを探してみてはいかがでしょう。(写真・文 八木良樹)