“regard”がビジネス英語でよく使われる英語表現である一方で、”regarding”は”regard”とは少し異なる英語表現です。

「”regarding”ってどんな意味なの?」「”regarding”ってどうやって使うの?」と疑問に思っている方も多いのではないでしょうか?

そこで本記事では、“regarding”の意味や使い方、”regarding”と似た英語表現との違いなどについて解説します。

“regarding”の意味を知り、”regard”や”about”との違いについても知りましょう。

記事を最後までチェックすれば、”regarding”に関する知識が一通り手に入りますよ。

“regarding”について詳しくなりたい方はぜひ記事を最後までチェックしてみてください。

“regarding”の意味

“regarding”は「〜については」「〜に関して言えば」という意味の前置詞です。

“regarding”を使った例文について見てみましょう。

Aさん
It is a speech regarding the economic problems.
訳)それは経済問題についてのスピーチです。

 

Aさん
He made a comment regarding her new clothes.
訳)彼は彼女の新しい服についてコメントしました。

Aさん
Recently, a personal blogger conducted a large survey of 10,000 people regarding fans of Johnny’s idol groups.
訳)最近、ある個人ブロガーがアイドルグループ「ジャニーズ」のファンに関する10000人におよぶ大規模な調査を実施しました。

上記3つの例文のように、前置詞として”regarding”単体で使われることも多いです。ただし他の前置詞と一緒に使われるケースも多いです。

例えば以下の例文のような形です。

Aさん
In regarding to today’s meeting, I understand that.
訳)今日の会議について、私は理解しました。

“regard”の意味

"regard"の意味

“regard”は前置詞の”regarding”とは異なり動詞で「〜とみなす」という意味で使われます。

“regard”は同じく動詞の”consider”とほとんど同じ意味で使うことが可能です。

“regard”を使った例文について見てみましょう。「〜については」ではなく「〜とみなす」と訳されていることが分かります。

Aさん
Scientist regard the new discovery as the most important one in the last 10 years.
訳)科学者たちは新しい発見を、過去10年で最も重要なものだとみなしています。

Aさん
He regards this restaurant as the best in the city.
訳)彼はこのレストランをその街で一番だとみなしています。

Aさん
Many people regard this to be the best restaurant in Japan.
訳)多くの人々はここが日本で最高のレストランだとみなしています。

“regarding”と”regard”の違い

“regarding”と”regard”の違いについてまとめました。

まず”regarding”と”regard”には品詞の違いがあります。“regarding”は前置詞であるのに対し、”regard”は動詞や名詞です。

一つ前の項目で”regarding”は「〜については」「〜に関して言えば」という意味の前置詞、”regard”は「〜とみなす」という意味の動詞だと解説しました。そして実は”regard”は名詞としても使われます。

名詞の場合は「敬意」「注意」といった相手への敬意を示す言葉となるので、気をつけましょう。

“regarding”と”about”の違い

"regarding"と"about"の違い

“regarding”は「〜については」「〜に関して言えば」という意味の前置詞です。

「〜については」と言われれば”about”という英単語を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか?”about”は中学一年生で習う英単語ですし、比較的たくさんの方に覚えられています。

“regarding”と”about”は原則同じ「〜については」という意味を持つと考えていただいて間違いありません。ただし”regarding”と”about”は微妙に持つニュアンスが異なります。具体的には”regarding”の方がフォーマルな場面で使われます。

例えば以下2つの例文を見てください。

Aさん
Regarding the new uniforms: Which color do you want to choose?
訳)新しいユニフォームに関して、どちらの色を選びたいですか?

Aさん
About the new uniforms: Which color do you want to choose?
訳)新しいユニフォームは、どっちにする?

上記2つの例文を見比べてみると、1つ目の例文は書類など固いイメージを持ちます。一方で2つ目の例文は、口語的でカジュアルなイメージを持ちます。

“regarding”と似た英語表現の意味と使い方まとめ

"regarding"と似た英語表現の意味と使い方まとめ

“regarding”と似た英語表現の意味と使い方を2つ紹介します。

  • “in terms of”
  • “as for”

それぞれ詳しく見ていきましょう。

“in terms of”

“in terms of”も”regarding”と同じく「〜に関して」という意味の英語表現です。

ただし何かを限定するようなニュアンスを持ち「Aに関しては良かったがBはイマイチだった」のような形で使われます。

“in terms of”を使った例文を見てみましょう。

Aさん
In terms of location, the hotel was great but the service was not satisfactory.
訳)立地の面ではそのホテルは素晴らしかったが、サービスは満足のいくものではありませんでした。

“as for”

“as for”も”regarding”と同じく「〜に関して」という意味の英語表現です。

“regarding”とは異なり、話を切り替える際に使われます。

“as for”を使った例文を見てみましょう。

Aさん
As for the new project, we will discuss it later.
訳)新しいプロジェクトに関しては、後ほどお話しします。

まとめ

“regarding”の意味や使い方、”regarding”と似た英語表現との違いについて解説しました。

“regarding”に関する知識は深まりましたでしょうか?

“regarding”に関する知識が深まったら、あとは実際の英会話で”regarding”を使ってみるだけです。”regarding”を使う機会があれば、積極的に使ってみるようにしてください。

何度も何度も英会話の中で使ってみることで、少しずつ”regarding”を使いこなせるようになっていきます。

また今回のように、何かわからない英語表現があれば、すぐにその場で調べる癖をつけましょう。そうやって分からない英語表現を調べることを繰り返すのが、英語上達への近道です。